50代女性 食生活習慣・セルフケアの改善によって唾液の質に変化がでた症例
相談内容 | 詰め物が取れた、他にも気になるところがある、虫歯の治療を過去にたくさんしたとのことでご来院されました。 ※カウンセリングにより唾液検査をご提案。ご本人の希望により再検査も行いました。 |
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診断結果 | ・数か所虫歯の治療が必要(省略) ・毎食後の甘いものや間食をよくされたり、日中はお茶代わりに清涼飲料水(スポーツドリンク)を飲んだりアメを舐める習慣が多くありました。 ・唾液検査では細菌数が多く、唾液緩衝能が弱い結果が出ました。 唾液緩衝能→歯が溶けやすい環境から歯が溶けにくい環境に戻すことが必要とご説明しました。 ※写真は歯を守る唾液の質(緩衝能)をみる検査です。オレンジの検査紙が唾液を垂らすことで青に変化する過程(5分以内)で唾液の質を検査します。 (1回目と2回目の結果) ・1回目→5分以内には全面が青に変わりませんでした。ゆっくりと変化していきましたが、ふちはオレンジのままです。 ・2回目→再検査は半年後に行い、2分弱で全面が青に変わりました。 ※1回目の検査結果の際、習慣化している飲食物についてアドバイスさせていただき、細菌を減らす為のセルフケアを何種類かご提案させていただきました。再検査まで検診をしたりセルフケアに励んでいただきました。 |
治療期間と費用 | 唾液検査(再検査を含む2回分) 5000円+税 ※唾液検査での来院回数はどちらも2回、再検査は検診に移行してからの半年後にさせていただきました。 |
術後の経過と現在の様子 | 飲食頻度が多いと常に唾液緩衝能が働き、戻る力のサイクルが乱れてしまうことが虫歯になりやすい原因につながってしまいます。 この方は習慣化していた清涼飲料水をお茶に切り替え、アメの代わりにキシリトールが配合されているタブレット(市販)を摂るようにしたことで、細菌数も少し減り唾液の質も改善することができました。 毎食後のデザート・間食は控えめにされてるようでした。 歯磨き回数やお使いの歯磨き粉の変更はせず、フロスを1日1回必ず使用するようにしてもらいました。 今までは2週に1度の使用だったそうですが、毎日使うことで「毎日こんなに歯の間が汚れるんですね」と、今まで気付かなかった事に気付いていただけました。 再検査がモチベーションアップにつながり、細菌をもう少し抑えるために新しくセルフケアグッズをご提案させていただきました。現在そちらも取り組んでいただいています。 虫歯治療も完了し、定期検診での通院になっています。 |
リスク | ・こちらの検査は唾液緩衝能の他に、2種類の細菌の培養・唾液分泌量測定・お食事アンケートが含まれます。これらをもとに予防のお話をさせていただきます。 ・検査前日~当日の注意事項がございます。次回ご予約の際確認させていただきます。 ・細菌の培養にお日にちをいただきますので、こちらの検査結果は後日となります。 ・唾液検査を受けただけでは予防効果はありません。ご自身の虫歯のなりやすさを知っていただきセルフケアに励んでいただくこと・生活習慣の見直し・定期検診をすることで改善へと導くことができます。 ・唾液検査をさせていただきアドバイスさせていただいても変化にも個人差がございます。全ての方の検査結果が必ず改善されるとはかぎりません。ご了承ください。 ・再検査のタイミングはこちらからお伝えいたします。 |
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