歯を多く残すためには?予防歯科について解説!

   

武蔵中原(川崎市中原区)の歯医者、中林デンタルケアークリニック「8020運動」という言葉を聞いたことはありませんか?

平成元年に当時の厚生労働省と日本歯科医師会から提唱され、80は当時の平均寿命で、20は自分の歯で食べるために必要な歯の本数を表しています。

簡単に言えば「生涯にわたり、20本以上の歯を残しましょう」という運動で、生涯できるだけ多く自分の歯を残すためには「予防歯科」が重要と言われています。

今回は、その重要性を理解していただくために予防歯科をわかりやすく解説します。

歯がないことのデメリット

なぜ歯をできるだけ多く残す必要があるのでしょうか。
それは歯がないことでおこるリスクやデメリットが大きいからです。

歯並びや噛み合わせに影響する

歯は歯がないところのスペースを埋めようとする働きがあるため、歯のないところに周りの歯が移動してきます。
そのため、歯並びや噛み合わせが悪くなり、見た目に影響がでるだけではなく、頭痛や肩こりの原因となる場合があります。

しっかり噛めなくなる

特に奥歯の場合は一本であっても噛む力が半減すると言われています。
しっかり噛めないと消化が悪くなるため内臓へ負担がかかり、全身の健康状態にも影響がでてくる可能性があります。

脳への刺激が減少する

また、食べ物を噛むことで、歯→あご→脳へと刺激が伝わり、血流量が増加し、脳が活性化します。
脳の活性化は認知症の予防に繋がるといわれているため、しっかり噛めなくなると脳への刺激が減少し、認知症のリスクが高まる可能性があります。

見た目の印象に影響がでる

歯や口元は自分で思っているより顔の印象に大きく関わる部分です。
特に前歯の場合は一本ないだけでかなり印象が違います。

また、歯がなくなると残っている歯だけで噛もうとするため、あごの筋肉のバランスが崩れ顔にゆがみがでてきたり、歯ぐきがやせてくることで頬がこけ年齢よりも老けて見えることもあります。

予防歯科とは?

生涯、歯をできるだけ多く残すには予防歯科が非常に大切と言われていますが、予防歯科とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。

予防歯科とは、歯に問題がおき痛くなってから治療するのではなく、痛くならないように予防することです。歯科医院でおこなう「プロフェッショナルケア」と自分でおこなう「セルフケア」の二つに分かれます。

セルフケア

セルフケアで一番基本的で身近なものは「歯みがき」です。

時間をかけてみがいているからきれいになっているとは限りません。
歯ブラシの当て方や細かいところのみがき方など、歯科医院で指導を受け正しいみがき方を覚えるようにしましょう。

歯みがきの際は歯ブラシでみがくだけではなく、フッ素入りの歯みがき粉や、歯間ブラシ・フロス、デンタルリンスなど、歯みがきにプラスしておこなうケアも併用するとより効果的です。

また、口の中のトラブルは生活習慣と大きく関わっているため、糖分を控える、時間を決めて食べる、生活のリズムを整えるなど、生活習慣を見直すことも予防歯科に繋がります。

プロフェッショナルケア

セルフケアでは不十分な部分は、歯科医院のプロフェッショナルケアで補ってもらいましょう。

プロフェッショナルケアでは主に

  • 口腔検査・診断
  • 歯石とりなど歯のクリーニング
  • フッ素塗布などの予防措置
  • ブラッシング指導

などをおこないます。一度受けたから終わりではなく、定期的に継続して受けることが大切です。

予防歯科のメリット

予防歯科が大切だとお伝えしてきましたが、では、予防歯科にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
予防歯科のメリットをいくつかご紹介します。

むし歯・歯周病の予防や早期発見

プロフェッショナルケアの際に自分では取り切れなかった汚れをきれいにしてもらい、むし歯や歯周病を予防します。

また、定期的に受診し歯の状態を診てもらうことで、むし歯や歯周病を早期に見つけることができるため、治療による歯への負担も少なくて済みます。

健康な歯をできるだけ多く残せる

一度削ったり失ったりした歯は元には戻りません。

歯を削ることは歯の寿命を縮めることに直結しますので、歯を多く残すには歯をできるだけ削ることなく健康なままで維持できるかが大切です。

また、歯を失う原因はむし歯と歯周病が大きな割合を占めているため、むし歯と歯周病を防ぐ予防歯科は自分の歯をできるだけ多く残すことに大きく関わっています。

全身の病気を予防する

むし歯や歯周病は口の中だけではなく、全身の健康に深く関わっています。

特に歯周病は糖尿病や心臓疾患などの発症と関係していると言われており、歯周病を予防することは他の様々な病気にかかるリスクを減らすことに繋がります。

まとめ

いかがでしたか。
今回は自分の歯を多く残すには予防歯科が大切ということをお伝えしました。

予防歯科は歯や口の中の健康だけではなく、全身の健康にも関わる大切な役割を持ち、定期的に継続していくことが大切になります。

セルフケアを徹底することに加え、歯科医院は「歯が痛くなったら行くところ」ではなく「歯が痛くならないように行くところ」と意識をかえてみるところから始めてみましょう。



中林デンタルケアークリニック:https://naka-dent.com/

〒211-0041 神奈川県川崎市中原区下小田中1-20-7
電話:044-766-0970

交通アクセス
電車でお越しの方:武蔵中原駅より徒歩5分
お車でお越しの方:無料駐車場有

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