歯科検診と予防歯科の違いとは?目的や内容を解説

      2025/08/20

武蔵中原の歯医者、中林デンタルケアークリニックで歯科検診と予防歯科の違いについての解説

こんにちは、武蔵中原の歯医者、中林デンタルケアークリニックです。

予防歯科と歯科検診は、どちらも口内の健康を守るうえで欠かせません。
しかし、この二つの言葉が実際には何を意味するのか、違いが分からない方も多いのではないでしょうか。
予防歯科と歯科検診は似ているようで、それぞれ目的と内容が異なります。
今回は、これらの違いや重要性を解説します。

 

歯科検診とは

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歯科検診は、歯科医師が口腔内の健康状態をチェックし、異常を早期に発見するために行われるものです。
検診では、歯や歯ぐき、口腔粘膜などを詳細に観察し、虫歯や歯周病、そのほかの口腔疾患が生じていないか、兆候はないかを確認します。
異常があっても初期段階で発見することで、大がかりな治療を回避することができ、健康な口腔環境を長く保ちやすくなります。

 

予防歯科とは

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予防歯科は、健康な口内環境を維持し、口腔内の疾患を未然に防ぐことを目的に行われるものです。
クリーニングやフッ素塗布、ブラッシング指導といった処置により、口内の衛生環境を改善し、虫歯や歯周病ができないよう口内環境を整えます。

また、虫歯や歯周病は生活習慣と深く関わっているため、予防歯科では食習慣や睡眠習慣、歯ぎしりや食いしばりといった生活習慣に関するアドバイスも行われることがあります。

 

歯科検診と予防歯科の違い

目的

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予防歯科と歯科検診の大きな違いは、その目的です。
予防歯科は、患者さんの健康的な口内環境を維持し、トラブルが生じないよう対策をとることを主な目的としています。
虫歯や歯周病が起きる前に、その発症リスクを減少させる処置が中心です。

対して、歯科検診の目的はすでに進行している疾患がある場合にはそれをできるだけ早く見つけ出し、必要な治療を行うことにあります。
特に問題がないと思われる場合でも、定期的に検診を受けることにより、痛みや見た目の変化が生じていない口腔トラブルを早期に発見することができます。

 

診療内容

予防歯科で行われる主な処置には、口腔内の検査のほか、レントゲン撮影、フッ素塗布、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)、歯石除去などがあります。
これらは、虫歯や歯周病のリスクを低く保つために行われます。

一方、歯科検診では、より詳細な検査が行われるのが一般的です。
虫歯や歯周病の有無を確認するためにレントゲン撮影を含むさまざまな検査が行われるほか、必要に応じてかみ合わせのチェックなども行われます。

 

通院頻度

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通院頻度に関しても、予防歯科と歯科検診で少し異なる場合があります。
予防歯科の場合は、虫歯や歯周病のリスクを低く保つために、3〜6カ月に1回の頻度での受診が推奨されています。
虫歯・歯周病リスクが高い方の場合には1、2カ月に一度通う場合もあります。
この頻度での通院により、歯垢・歯石の蓄積を防ぎ、虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。

一方、歯科検診の場合も定期的な受診が必要になりますが、その頻度は6カ月に1回程度が一般的です。
ただし、予防歯科と同様に、患者さんの個々の状態によって適する受診間隔は異なります。
どのくらいの頻度で通えばいいのかわからない場合には、歯科医師や歯科衛生士に相談し自分に合った頻度で通うようにしましょう。

 

予防歯科の主な診療内容

口腔内写真撮影

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口腔内写真撮影は、目に見えない部分まで詳細にチェックし、口腔内の状況を記録しておくために行われます。
撮影した画像はモニターなどで患者さんも見ることができるため、自分の歯や歯ぐきの状態がどのようになっているのか、ケアやメンテナンスを続けていることでどのように変化しているのかをわかりやすく知ることができます。

 

レントゲン撮影

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レントゲン撮影は、目視では確認できない問題を発見するために行われます。
パノラマレントゲンやデンタルレントゲンなど、さまざまな種類がありますが、これらはそれぞれ異なる角度から歯とあごの状態を確認するために用いられます。

 

クリーニング・歯石取り

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クリーニングや歯石除去は、予防歯科の基本となる処置です。
歯科医師や歯科衛生士が専用の機器で歯の表面を丁寧にクリーニングし、日々のケアでは除去しきれない歯垢や歯石を取り除きます。
また、歯の表面を磨き上げることで、再び汚れがつきにくい状態にし、虫歯や歯周病のリスクを軽減させるという目的もあります。

 

ブラッシング指導

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ブラッシング指導では、患者さん一人ひとりの歯や口内環境に応じた歯の磨き方をレクチャーします。
色付けをするなどして歯垢が残りがちな部分をチェックし、歯ブラシの選び方や、歯磨き粉の種類、力の入れ方まで、細かくアドバイスをするのが一般的です。

 

フッ素塗布

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フッ素塗布は、歯の表面のエナメル質を強化するために行われる処置です。
特に、小児歯科においては、成長期のお子さんの歯を健康に保つためによく用いられます。

 

シーラント処置

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シーラントは、特にお子さんの歯に対して行われる虫歯の予防措置です。
奥歯の表面の溝を樹脂で埋めることで、汚れがたまりにくい状態を作り、虫歯を予防します。
処置にかかる費用は、保険適用で3割負担の場合、歯一本当たり400円~600円ほどです。

 

予防歯科・歯科検診の重要性

予防歯科と歯科検診はどちらも重要です。
予防歯科は、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、歯を長く健康に残すために欠かせません。
また、虫歯や歯周病が重症化すると治療にかかる経済的負担は大きくなるため、予防歯科の受診を続けることは総合的な歯科治療費を抑えることにもなります。

歯科検診についても、初期の段階で口内トラブルを発見しすばやく対処することで、治療期間を短縮し、歯を守ることができます。
ケアや処置が早ければ早いほど、負担は少なく、全体の健康も保ちやすくなります。

 

歯科検診と予防歯科は同時に受けられる

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予防歯科と歯科検診は同時に受けることが可能です。
両者を組み合わせることで、口腔内の健康状態を良好に保ち、将来のトラブルを予防しやすくなります。
通院頻度は、個人の健康状態や生活習慣により異なるため、歯科医師と相談して決めましょう。

 

まとめ

歯科検診と予防歯科は、一見同じことを指しているようですが、実際には目的と処置内容が異なります。
しかし、どちらも口内の健康維持に欠かせないものであることには変わりありません。
予防歯科は未然に問題を防ぎ、歯科検診は既存の問題を早期に見つけることで、いずれも健康的な口腔環境を保つことにつながります。
定期的に受けることで、健康な口内環境を一日でも長く維持していきましょう。

 



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