40代男性「10年以上歯科医院に行っていない。よく膿がでる」 中～重度歯周炎を、歯周病治療と自費のケア「SPT」で安定させている症例
治療前
治療後
| 相談内容 | 「10年以上歯医者に行っていないので検診をしたい。歯ぐきが腫れたり引いたりしていた。ひどい時はしばらく膿がでてくる。痛みはない」とご相談いただきました。 |
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| カウンセリング・診断結果 | 歯周病の進行の原因となる歯垢や歯石が歯ぐきの中に多くありました。 膿がでているのは長期間歯ぐき内での炎症が続いていたからと思われます。歯周病による口臭もありました。 歯ぐきが赤くなることや痛むことがなかったので、歯周病とは気づいていなかったようです。 歯ぐきの腫れや膿は前から何度も繰り返しているとのことでした。 ジュースやスナック菓子が好きで、毎日食べているそうです。 中性脂肪やコレステロール値も高めでした。 |
| 行った治療内容 |
まずは保険内での回数を分けた歯周病治療や歯ぐきのチェックと消毒を行いました。 1日1回のハミガキは、鏡を見て歯ぐきに当たるよう意識していただきました。 日頃の間食や飲料の取り方も注意させていただきました。 歯と歯ぐきの境目の溝「歯周ポケット」は、ほとんどの部位で4～7mmと正常より深くなっていました。 歯周病治療後も治りが遅い歯周ポケットが多く、ポケット内洗浄をしっかり行い安定させるために自費の歯周病ケア「SPT」を受けていただきたいとお話しました。 歯周病治療後は、自費のSPTを検診の代わりに行っています。 SPTの目的は、歯周病の再発を防止すること、進行を最小限に食い止め、歯の喪失を予防・減少させることです。 当院では専用の機械を使って実施しています。 |
| 治療期間 | 3年 |
| 費用 | 歯周病治療は保険内 SPTは2ヶ月おきに保険対象外で5,000円 |
| 術後の経過と現在の 様子 |
歯周病治療で状態が良くなった部位は徐々に落ち着きつつあります。 間食は気をつけていらっしゃるそうですが、飲み物はどうしてもジュースやエナジードリンクを選んでしまうそうです。 患者様からは「まさか自分が歯周病だとは想像していなかった。治すのは大変ですね」と歯周病治療を通して歯周病を治す大変さを理解していただけたようです。 まだ腫れと膿をぶり返している箇所があるので、そこをどう治していくか、歯科衛生士とドクターが協力して治療計画をたてています。 |
| 治療のリスクについて | ・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります ・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります |
| クリニックより |
中性脂肪やコレステロールは、メタボリックシンドロームや動脈硬化などのイメージがありますが、生活習慣病である歯周病の進行とも関係性があるといわれています。 血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患を予防するためにも、歯周病の予防や治療がとても重要です。 進行した歯周病や、痛くないからと放置している抜かなければならないグラグラする歯は、適切な治療を早めに受けていただくことをオススメします。 |
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