40代男性「歯科医院に5年間行っていない。歯周病だと思う」歯を支える組織に炎症が起こる中等度の「歯周炎」を、歯石や歯垢を除去する「歯周病治療」と歯みがきで改善した症例
治療前
治療後
相談内容 | 虫歯の治療でご来院された際に「歯周病のような気がする。虫歯治療のついでに歯石を取りたい」とご相談いただきました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 患者様は、歯科医院には5年以上行かれていなかったようでした。 歯ぐきの状態を拝見したところ、ぶくぶくと腫れた歯ぐきの内側の歯面に、細菌の塊である歯垢と、それが硬く石灰化した歯石が隠れてついていました。 「歯科医院にも行っていなかったし歯周病かな~」と思っていたそうです。 長年の喫煙により、歯ぐきの炎症による出血反応や赤みがあまり出なかったため、気づかないうちに中等度の「歯周炎」にまで進行してしまっていました。 |
行った治療内容 |
まず、歯と歯ぐきの境目の溝「歯周ポケット」の深さや歯ぐきの状態をチェックする「歯周病検査」を行いました。 その後、歯の表面に付着した歯垢と大きい歯石を専用の機械で落とし、後日麻酔をかけて丁寧に歯垢歯石を落とす「歯周病治療」を行っていきました。歯周ポケット内の消毒も行い炎症を抑えていきました。 また、患者様ご自身にも正しい歯みがきの仕方をご指導し、ご自宅でのケアをしっかりと実施していただきました。 |
治療期間 | 3ヶ月 |
治療回数の目安 | 7回 |
費用 | 保険適応 |
術後の経過と現在の 様子 |
歯周ポケットが浅く回復した場所は、歯ぐきのひきしまりが出てきているのがわかります。 お口のネバツキなどの不快感も軽くなったそうです。 奥歯など歯の根の形が複雑な場所では、まだ炎症の治りが遅い部分もありました。 治りが緩やかなので、継続した検診で受診していただきたいとお伝えしました。 |
治療のリスクについて | ・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります ・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります |
クリニックより |
長年の喫煙歴があると、出血や歯ぐきの赤みなど歯周病の初期症状にあまり気づけなかったり、治療後も歯周病の治りが遅い場合があります。
また、喫煙を長く続けることで歯ぐきが色素沈着します。これは歯周病とは関係ありません。 歯周病の早期発見は、歯を支えている骨にとってとても重要です。 口腔内に特別問題がなくても、定期検診を受けていれば歯周病が重症化することも防げると思います。 お忙しい方でも、自分に合った通いやすい歯科医院に検診を受けに行かれてください。 |
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