50代男性「定期的に歯の検診をしたいけど保険内治療が苦手」歯石除去後PMTCを継続して口腔内を清潔に保っている症例
治療前
初めてPMTCを行ったときの写真です。
治療後
初めてPMTCを行ってから3年後の写真です。
定期的にPMTCを行うなどメンテナンスを行うことで、
健康な口腔環境を維持しています。
| 相談内容 | 「検診を受けたほうがいいのは分かっているけれど、保険内の検診の内容が苦手で悩んでいます。歯のケアをするいい方法はありますか？またPMTCを受けてみたいです」と相談をいただきました。 |
|---|---|
| カウンセリング・診断結果 | 保険内の検診で何が苦手なのか具体的にお伺いしたところ、歯石を除去する「超音波スケーラー」が特に苦手だということがわかりました。また、お口の中を拝見したところ、歯石がかなり付着していたほか、歯茎の腫れもありました。 保険内治療で歯周病検査を受けていただくと、歯周病初期の症状が見られました。 |
| 行った治療内容 | 歯石量が多く炎症症状が強かったので、まずは保険内の治療で、歯石やプラークがつきにくい口腔環境を作ることをご提案。 保険内での検診は超音波スケーラーでの歯垢や歯石の除去がメインです。その後に研磨剤入りのペーストで歯面を磨いていきます。歯茎の状態が安定するまでは保険内の検診で通院していただきました。 同時にブラッシング指導できれいに磨くためのポイントもお伝えして、自宅でもしっかりとセルフケアをしていただきました。 「超音波スケーラー」が苦手とおっしゃっていましたが、当院を信頼していただき、3ヶ月おきの保険内定期検診に1年程通っていただきました。 徐々に歯石の付着が少なくなってきたので、歯石除去メインの保険治療から、より歯を労りたい患者様ご希望の歯面清掃重視の「PMTC（＝Professional Mechanical Tooth Cleaning）」へ変更をご提案。 きれいな歯をより長く保つために、保険適用外治療への切り替えにご納得いただきました。 当院でのPMTCは、研磨剤が入っていない専用のペーストを使って、歯の表面を磨き上げます。 時間をかけて、よりきれいに滑らかな歯に仕上げることで、歯垢や歯石がつきにくくなります。 このような定期的な検査とご自宅での口内ケアで、歯茎の健康状態も安定していき、虫歯や歯周病になりにくい口内環境にすることができました。 |
| 治療期間 | 3ヶ月おきに1回 （PMTCは2019年開始） |
| 治療回数 | PMTC：1回 |
| 費用 | PMTC：7,000円（税別） |
| 術後の経過と現在の 様子 |
4～5年前から通院されている患者様で、「もっと早くにトリートメントケアを始めておけばよかったな」と患者様自身でも口内の変化を実感されていました。初めてのPMTC施術から3年経った今でも、定期的にメンテナンスに通っていただいています。 |
| 治療のリスクについて | ・PMTCは1度の施術だけでは完全にきれいにならないケースが多く、継続して行わなければ効果を発揮しません。 ・PMTCは保険適応外の治療になります。 ・歯に痛みを感じることがあります。 |
| クリニックより | 当院では、歯石量が多かったり炎症症状が強かったりする場合は、まず保険内の検診を受けることをおすすめしています。治療計画は患者様の状況に応じて対応させていただきますので、ぜひご相談下さい。 保険内で使用する研磨剤などの材料と異なり、歯に栄養を補給する効果があるものや、歯茎の代謝を促す効果のある材料を使用しております。 PMTCに使用する材料と似たもので、ご自宅でできるケアもございます。興味がある方はお声掛けください。 保険での定期検診と同様、こちらでのケアだけでは虫歯・歯周病予防はできません。ご自宅で行うセルフケアもお口の健康維持には必要です。トリートメントケアは歯茎や口腔内の代謝を高めるので、虫歯のみならず歯周病予防にもつながります。 ※当院では、初診でPMTCをご希望の場合でも、現状を把握するために、まず保険内で歯周病検査を受けていただきます。 |
