歯周病治療とセルフケアで歯ぐきの炎症を抑えることができた症例
2025/06/01
治療前


治療後


相談内容 | 「1週間前から右上奥歯、噛むと痛い。歯ぐきからの出血、腫れも気になる。」とご相談がありました。 |
---|---|
年齢・性別 | 20代 女性 |
カウンセリング・診断結果 | 歯科医院に来院するのは2年ぶり。 右上の奥歯の歯は、7~10年前に治療した。少し前から違和感がでていた。 との事でした。 口腔内検診→左上7・左下7・右下7に2次カリエス(虫歯)がありました。 口腔内全体の歯と歯ぐきの境目には、細菌の塊である「プラーク」や、プラークが唾液などの成分で硬く固まった「歯石」の沈着が見られ、歯の周りの組織には炎症や腫れも生じています。 これらは、歯を支える骨や組織が徐々に破壊される「歯周病」の症状です。 虫歯や被せ物の治療の前に、歯ぐきの炎症を取り除くための歯周病治療が必要です。 |
行った治療内容 | 歯周病は歯の周りの組織を侵していく病気なので現状の歯周組織の状態を把握するため ・口腔内全体のレントゲン撮影 ・口腔内写真 ・歯周検査 を行いました。 ご自身にしていただく最も重要なことは、ご自宅でのセルフケアです。 2次カリエスも多いことから歯磨きや食生活を見直すところもあると伝え指導しました。 まず染色液にて現在の口腔内のプラーク付着状況を把握していただきハブラシの持ち方・当て方・磨く順などしっかり指導をしました。 ハミガキが不十分だといつまでもお口の中は改善されません。 その後、歯垢や歯石を専用の器具で除去する「スケーリング」を行い、歯の表面を磨きました。 |
治療期間 | 約1か月 |
総額治療費の目安 | 保険範囲内 |
治療のリスクについて | ・炎症症状がひどい場合は、歯周病の治療に移行する前に炎症状態の確認を数回行う場合があります。 ・ご自宅での歯磨きで歯と歯ぐきの境目のケアがしっかりできないと、炎症を引かせることができない場合があります。 |
クリニックより | 日頃の生活習慣の中で、歯磨きのタイミングの見直し、歯ぐきの状態に合わせたハブラシの選択が、歯周病治療・予防にとって必要になります。 長年の喫煙歴は、歯周病の炎症症状に気づきにくい場合があります。 高血圧や糖尿病なども歯周病と関係があると言われています。 |
中林デンタルケアークリニック:https://naka-dent.com/
〒211-0041 神奈川県川崎市中原区下小田中1-20-7
電話:044-766-0970
交通アクセス
電車でお越しの方:武蔵中原駅より徒歩5分
お車でお越しの方:無料駐車場有