「歯磨きをすると出血する。検診もして欲しい。」 SRP・歯肉縁下歯石の除去をして歯周病が改善された症例
2024/10/04
初診時
SRP後
再評価
相談内容 | 「歯ぐきから出血する。 虫歯のチェックと、クリーニングを受けたい」とご相談がありました。 |
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カウンセリング・診断結果 | 口腔内を拝見したところ 全体的に歯ぐきの発赤、腫脹、出血があり炎症が強く出ていました。歯周病の検査をしたところ歯ぐきの上だけでなく、歯ぐきの中にも歯石が沈着している状態で、中程度以上の歯周病と判断しました。 これらが原因で歯周ポケットと歯ぐきには出血が見られ、フィステルのある奥歯だけでなく歯ぐき全体も腫れていました。 |
行った治療内容 | (治療の提案) 口腔内に歯垢と歯石が残っていると歯周病は進行してしまいます。 そこで口腔内のクリーニング及びセルフケアの指導を受けていただくようお勧めしました。 (治療内容) 始めにお口全体のレントゲンを撮り、歯周病検査を行いました。 まず口腔内のクリーニング、歯磨き指導、スケーリングを行い、歯ぐきの状態の様子を見るために1週間ほどあけて後歯ぐきの中にある歯石を除去するための「SRP(スケーリング・ルートプレーニング)」を口腔内を4分割にして、4回に分け歯ぐきの痛みが出ないよう麻酔を使用下で歯石除去の処置を行いました。 |
術後の経過・現在の様子 | SRP後を行った後、1ヵ月後に再評価を行います。 再評価を行った後は病状の安定や歯周組織を維持していくため継続的に検診を3か月に1度受診していただています。 |
治療期間 | 約3ヶ月 |
費用 | 保険診療内 |
治療のリスクについて | ・歯石を除去した後はしみることがあります。 ・冷たい食事、熱い食事等お口に中の温度差がある食事は避けるようにしましょう。 ・歯がしみる症状は数日後には落ち着いてきます。 ・また、歯石を除去した後歯ぐきが傷ついているため優しく磨く、やわらかめのハブラシで磨くようにしましょう |
クリニックより |
治療が終わっても、患者様ご自身でのセルフケアはとても大切です。正しいハミガキができていない場合、歯石の沈着や虫歯ができる可能性が高まります。 歯槽膿漏、重度の歯周病まで進行してしまうと、歯を支えている骨が減っているので、歯周病の治療を行って炎症が治まっても、歯がぐらぐらするのは残ってしまいます。 歯周病は進行してから治療するのではなく、進行が始まる前から「予防」していくことが大切です。 歯科医院での定期的なメインテナンスを受けましょう。 |
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