からだの老化で歯を失うの?
からだの老化で歯を失うの?
虫歯のリスク(悪くなる可能性)を示すDMFTという指数があります。 1975年の日本人の20歳のDMFTは9.2でした。 予防歯科先進国であるスゥエーデンは当時8.5という数字で大した違いはありませんでした。
日本の歯科治療は虫歯になってしまった歯を大きく削って詰め物を入れたり、冠を被せたりする治療が主流でした。 一方、北欧では虫歯になる原因とプロセスを解明して予防につなげるカリオロジーという学問が発展しました。 これにより虫歯になるリスクを抑制して歯を守る予防歯科の業績が向上しました。
1999年になるとDMFTはスェーデンが3.6、日本は9.2という大きな差が現れるようになりました。 この時点で虫歯が一本も無い人は、スェーデンは5人に1人、日本では25人に1人という状況になってしまいました。
各分野の歯科の研究から、治療を受けて大きく削られ、詰め物や冠を被せた歯は弱くなり、 虫歯の再発や根の先端の炎症を起こしやすいこと、 そして差し歯をすると歯の根が折れ易く抜歯になることなどが解ってきました。 従来の治療を繰り返すほど歯の寿命は短くなるということが言えます。
老化で歯を失うのではありません。
痛く無くても定期的に歯科医院を訪れ、個人に合った虫歯と歯周病のリスクコントロールと メインテナンスケアーを受けることにより歯を守ることが可能になります。 但し、歯科医院側がリスク判定ができること、メインテナンスケアーの体制が整っていることと、 患者さん自身が生活習慣を改善する意思があることが前提となります。
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