特に症状がなくても歯医者さんに行ったほうがいいですか?

   

武蔵中原(川崎市中原区)の歯医者、中林デンタルケアークリニック多くの方は、歯が痛くなったり、何かしらの症状がでたりして、やっと歯科医院に通いますね。

特に口の中や歯に問題を感じなければ、歯科医院には行かない方がほとんどかと思いますが、ほんとうにそれでいいのでしょうか。

「歯が痛くなければ、歯医者さんに行く必要はないよね?」「歯医者さんは苦手だからよっぽどのことがない限り行きたくない」

今回は、そのように思っている方に向けて、「症状がなくても歯医者さんに行ったほうがいいの?」というテーマでお話していきます。

歯が痛くなってからしか歯科医院に行ったことがない方はぜひ参考にしてください。

歯科医院の役割

歯科医院では歯や歯ぐきの病気の治療がメインにはなりますが、むし歯や歯周病を治療するだけのところではありません。

むし歯や歯周病にならないように予防するための指導をしたり、口の中から全身の病気に繋がらないように健康指導をおこなったりするところでもあります。

悪いところを治療するのはもちろんですが、そうならないために予防するには、セルフケアだけでは限界があります。
そのため、セルフケアだけでは足りないところを歯科医院でケアしてもらいます。

歯科医院は「痛くなったから仕方なく行くところ」ではなく、「痛くならないように行くところ」と意識してみてはいかがでしょうか。

症状がなくても歯の病気は進行する

むし歯や歯周病は自覚症状がなくても進行しています。むし歯は進行度合いが0〜4段階に分かれています。

0、1の段階・・・痛みや自覚症状はありません。

2の段階・・・冷たいものがしみたり痛みが出始めたりします。

3の段階・・・痛みが激しくなり、何もしなくても痛みがあります。

4の段階・・・神経が死んでしまい、痛みは感じなくなります。

このように、むし歯は段階をふんで進行していきますが、初期の段階では自覚症状がないため、自分でむし歯に気づくことはほぼありません。

痛みがないから、症状がないからといって、歯や歯ぐきに全く問題がないわけではないのです。
自分では気が付かない段階で早期に問題を発見するには、やはり歯科医院で診てもらうのがよいでしょう。

症状がなくても予防のために歯科医院へ

歯科医院というと多くの人がイメージするのは、むし歯や歯周病になり、そこを「治療するところ」ではないでしょうか。

予防歯科という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

予防歯科とは、口の中を健康に保ち、歯や歯ぐきに問題がおきる前に検査やケア、そして、生活習慣や予防のケアなどを指導していくものです。

痛みがでてから歯科医院に行って治療を繰り返すと、歯の寿命が短くなり、いずれは自分の歯を失ってしまうことに繋がります。

自分の歯をできるだけ長く保つためにも、痛みや症状がでてから歯科医院に行くのではなく、痛くならないように予防するために通院するといった意識を持つことが大切です。

症状がなくても歯科医院に行くメリットは?

症状がなくても歯科医院に行き、定期検診やメンテナンスを受けることでどのようなメリットがあるのでしょうか。

むし歯や歯周病の早期発見

むし歯や歯周病は症状がなくても進行していきます。
痛みや症状がでるころには病気が進んで重症化していることも多いものです。

定期検診では、むし歯や歯周病の検査をおこないますので、自分では気づかない初期の段階でも発見することができます。

早期に発見して治療を受けることで、治療期間も短く、治療費も抑えることができます。

自分の歯をできるだけ残す

歯を失う原因の多くはむし歯と歯周病です。

治療の多くは歯を削るわけですが、削った歯は二度と元には戻りませんし、治療で被せものをしても、歯の寿命は短くなってしまいます。

自分の歯をできるだけ長く残すには、まず、むし歯や歯周病にかからないことが大切です。
予防歯科のために痛みや症状がでないうちに定期的に通いましょう。

むし歯や歯周病のリスクを減らす

むし歯や歯周病の原因の多くは、口の中の汚れにあります。

そのため皆さん毎日歯みがきをしているわけですが、どうしても落としきれない汚れはあるものです。

定期検診では専用の器具や薬剤で自分では落としきれない汚れをきれいにクリーニングしますので、口の中の細菌が減り、むし歯や歯周病になるリスクを減らすことができます。

また、歯みがきや食生活などの指導もしてもらえるので、セルフケアをより効果的におこなうことができるようになります。

治療費の負担を軽くする

むし歯や歯周病が悪化するとそれだけ治療が大変になり、治療費もかかってしまいます。

歯を失った場合などは、インプラントやブリッジなどの治療になり、見た目などを気にすると保険適用外の自費で高額な治療費を負担しなければなりません。

治療期間も長くなり、その度に治療費を支払うのは大変ですね。

痛みや症状がなくても定期検診やメンテナンスに通うことで、むし歯や歯周病のリスクを減らしたり、予防や早期発見に繋がったりしますので、長い目で見た時にも治療費の負担を軽くすることができます。

まとめ

いかがでしたか。

今回は「症状がなくても歯医者さんに行ったほうがいいの?」というテーマでお話してきました。
痛みや症状がなくても、歯科医院で定期検診を受けることが非常に大切だとわかりましたね。

歯科医院は「痛くなったから治療をするところ」から「痛くならないように予防するところ」に意識をかえていきましょう。

歯科医院は「治療が痛い」「治療期間が長い」「治療費が高い」、そのようなイメージをお持ちの方も予防に力をいれることで、歯科医院のイメージがかわってくると思います。

痛みや症状がなくても、ぜひ歯科医院に通ってきれいで健康な歯を保っていきましょう。



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