歯医者さんで成人病の予防ができるの?その3
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~歯周病が肺炎をひきおこす~

歯周病菌は肺炎の原因菌といっしょに喉から気管を通り、
気管支から肺に侵入して炎症を引き起こすことがわかってきました。
介護の現場では高齢者の直接の死亡原因で多くみられるのは肺炎です。
お年寄りは、ものを飲み下す機能(嚥下反射機能)が低下していることが多く、
なにかの機会に誤って菌が混入している唾液が気管へ流れ込んでしまうことがあります。
そして誤嚥性肺炎(嚥下性肺炎)が引き起こされます。
このように歯周病は前回のブログでお伝えしたような脳血管障害や心臓病などと共に、
日本人の死亡原因となっている疾患と密接して関わり合っています。
今後、高齢化社会が進むこの国では歯科医院で定期的にメインテナンスケアーを受けることは、
重篤な全身疾患を予防するという意味で患者さんの大きな利益となることは間違いありません。
「Floss or Die !」
今一度この言葉の意味を、歯科医療従事者とそれぞれの患者さんが自覚するときが来ています。
[川崎市中原区 武蔵中原の歯医者なら中林デンタルケアークリニック]