人間も、犬も、お口のケアをしっかりと(TBSラジオ取材)
11月21日、上記のタイトルでTBSのラジオ番組(全国ネット)の取材を受けました。 “森本毅郎、スタンバイ!”という番組の中のコーナーでした。
最近、ペットとして犬を飼う家庭が増えているそうです。 その中で犬の歯周病が大きな問題になりつつあります。 犬の食事がうまくできないとか、歯が抜けてしまった、口が臭いなど口の中のトラブルを抱えて獣医さんを訪れるケースが多いそうです。
ほとんどの場合、原因は歯周病であることがわかっています。 3歳以上の犬は8割以上が歯周病の予備軍と言われています。 専門家によりますと犬の食生活の変化が大きく影響しているそうです。
この10年くらいドッグフードが大変に進歩して栄養のバランスやカロリーコントロールが良くなり、犬の寿命が長くなってきたとのこと。 高齢化によって歯周病のリスクが高くなり、感染すると重症に進みやすいことは人も犬も共通点がありますね。
担当レポーターは、ペットの口の中のケアーが重要なことはわかっているのに飼い主側の「犬の歯のケアーをする」という意識がなかなか広まらないのは、日本人が自分の歯を守るという意識が低いことが背景にあるのでは?と推察しています。
私がお話した内容は ・予防メインテナンスのために歯科医院に受診する率が日本では約2%と言われています。 ・世界で最も進んでいる予防歯科大国スウエーデンでは80%を超えています。 先進国の中では日本はまだまだ虫歯や歯周病から口の中を守るという意識が未熟なんです。 ・定期的な予防と治療後のメインテナンスケアーにより口の健康状態は安定したものとなります。 ・歯は削って治療すると少しずつ弱くなっていきます。 ですから、私たち歯科医師が治療に介入する頻度が少なくなれば歯を健康に維持できます。 ・痛くなって困ってから歯医者さんに行くのではなくて痛くならないないために、 虫歯にならないために歯医者さんを訪ねる、安心して食事やお喋りを楽しむために 定期的に診てもらうという意識が浸透してくれればいいなと思います。
大体以上のようなものでした。 かなり限られた時間の中での取材でしたが、私たちの臨床現場からの声が、一人でも多くの人に届くことに期待をしています。
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