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歯周病治療ブログ

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20代女性 「歯磨きがうまくできず歯ぐきが腫れやすい」セルフケアを見直して健康的な歯ぐきに回復した症例

治療前

治療前

治療後

治療後
相談内容 「歯並びがデコボコしていて磨きにくいところがあり、腫れやすい。歯ぐきが赤くなってきたので診てほしい」とご相談いただきました。
歯科医院を久しぶりに受診された患者様です。
カウンセリング・診断結果 お口の中を拝見したところ、デコボコに生えた下の前歯の裏側には、細菌のかたまり「歯垢」や歯垢が唾液の成分で固まった「歯石」が付いていました。

歯の表面もザラザラで歯垢が付きやすい状態で、歯垢や歯石が原因で歯ぐきの炎症が引き起こされ、赤くボコッと腫れて血がにじんでいるところもありました。

歯ぐきが腫れたり出血したりする症状は、歯を支える骨や組織が徐々に破壊される「歯周病」の軽度の症状です。 今回、歯石は表側には付いていなかったため、患者様は「歯周病だとは気づかなかった」と驚かれていました。
行った治療内容 歯周病を改善するためには、患者様ご自身で磨き残しが減らせるように正しい方法で歯磨きをしていただくこと、歯石は歯磨きでは落とすのが難しいので定期的に歯科医院で除去する必要があることをお伝えし、歯磨きの練習と歯石除去に同意いただきました。

まず歯周病検査で歯ぐきの状態を確認してから、ご自宅で使用している歯ブラシの種類やその他のケアグッズについて伺ったところ、「歯ブラシの硬さは普通タイプで、糸ようじもたまに使う」とのことでした。

そのため、ご自宅のケアで変更していただきたい以下の2点をお伝えしています。
・歯ぐきは炎症が起きて腫れているため、今はお口の状況に合わせて、柔らかくて歯ぐきへの刺激が少ない歯周病用の歯ブラシに切り替えていただく
・歯と歯の間の汚れは落としにくいので、歯ブラシだけでなく、フロス(糸ようじ)など歯間のケア用品も毎日使っていただく

次に歯磨きの練習では、染色液で歯垢が付着している部分を染め出してから、歯ブラシの動かし方や磨く順番などを丁寧に説明しました。
あわせて、はじめは歯ブラシやフロスが軽く触れただけでも出血しますが、毎日の歯磨きや歯間のケアで改善していくことをお伝えしてあります。

そのあと、歯の裏に付いていた歯石や歯垢は、専用の器具や機械を用いてしっかり除去しました。

初診時は歯ぐきの炎症が強めでしたが、歯石の除去と歯周病予防を意識したブラッシングをご自宅で続けていただいたことで、1週間後には腫れが引いて状態が良くなってきました。
歯磨きのときに血も出なくなり、患者様も変化を実感していらっしゃいます。

歯周病予防のために、今後は定期的な検診とセルフケアを継続していただきます。
治療期間 3ヶ月
費用 保険適用 (歯ブラシ代別)
治療のリスクについて ・病状、症状、患者様のお口の環境によって、複数回にわたる施術が必要となる場合があります
・治療が終わった後も、十分なセルフケアが必要です
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、歯石の付着や虫歯が生じる可能性があります
クリニックより 歯周病はとても身近な病気です。
歯周病がはじまってしまうと、ご自宅でのブラッシングだけで治すのは難しいので、健康な状態を維持するためにも歯科医院での検診、専用機器を用いて歯石の除去と歯面の研磨を行う「PMTC」などを定期的に受けていただくことをおすすめします。

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医院情報

医院名 中林デンタルケアークリニック
住所 〒211-0041
神奈川県川崎市中原区下小田中1-20-7
アクセス JR武蔵中原駅より徒歩5分
電話番号 044-766-0970
診療時間
9:00 ~ 13:00 - - -
14:30 ~ 18:30 - - -
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